地域おこし協力隊を辞めた私が田舎でカフェをはじめる理由!

みなさん、お久しぶりです。半年で地域おこし協力隊を辞め、もうすぐ、1年半が経とうとしています。そんな私がその田辺でカフェをはじめます。

和歌山県田辺市中辺路町にある「近露 (ちかつゆ)」という地域は、熊野古道 中辺路ルートの近露王子がある場所として有名で、熊野古道最終目的地である熊野本宮大社のひとつ手前の宿泊地として栄えました。そんな村の中心には、日置川(ひきがわ)という水がきれいな川が流れており鮎釣りが盛んです。

今では日本人よりも海外からの旅行者がたくさんやってくるここは、世界遺産熊野古道を中心に村が広がり、山に囲まれたのんびりとしたところです。田辺市に合併される前に建てられた有名な美術館もあり、移住者も多く住む地域。そんな村の中心にあるもともと酒屋さんの倉庫だったところで40年間使われていなかった場所を「熊野野菜 カフェ」としてオープンすることとなりました。この店の前の道路ももちろん熊野古道になります。

この店をオープンするまでには、本当にいろいろなことがありました。よくわからないことで半年以上、オープンが先延ばしになってしまったり。いくつもの壁があって、その度にいろいろな人に助けられ、応援されました。どうしようもなくココロが折れそうになった時、一緒に泣いてくれて怒ってくれて、そして笑ってくれる人たちができました。この半年での出来事を通して、そんな仲間と言える人たちの存在や大切さに気づくことができました。田舎だからとか都会だからとか関係なく、本当に信頼できる人たちがいるからこそ、この地で新しいことをはじめてみようと思うことができたんです。だから、いろいろあったけれど、それはそれで必要だったのだと今は思っています。

そんな私が考えるこの場所このお店は、みんなが集い何かを生む、そういうものにしていこうと考えています。

国内外からの旅行者の人も、地元の人も、ちょっと遠くから遊びに来た人も、気軽に立ち寄ってもらえ、新しい出会いや新しいコミュニティができる場所。まずは、旅行者の人たちと地元の人たちが交流ができるようなもの、例えば、ちかつゆビアガーデンのようなイベントを企画していこうと思っています。そして、できれば、そのうち都会と田舎をつなぐベースとなっていけたらと願っています。

広告代理店で生活者とクライアントをコミュニケーションでつなぐ仕事をしていました。楽しかった仕事のスキルを、ここで活かせていけたらと。

店はひとりではできません。なので、仲良しさんたちに手伝ってもらいながら、まずは自分が無理なくできることからはじめます。みんなでワイワイ言いながら楽しみながら、いろんなことを形にしていく、それがこの店のモットーです。

そのために、いくつかのことを募集したいと思います。

1,地元の人と交流!

旅行などでこの地を訪れる方、訪れたい方からの、地元の人から学びたいことを募集します。例えば、一緒にコーヒーを飲みたいとか、一緒にお酒を飲みたいといったものから、地域のものづくりが上手な人に何か教えてほしい、ばあちゃんに地元の料理を教えてほしいなど。こんなことできるのかな?もしくはどんなことができるのかな?という質問でも構いません。メッセージでご連絡いただくか、ぜひ、カフェに遊びに来てください。

2,一緒に何かをはじめる企業やメディアを募集

少しずつですが、ネットで動画配信をやっていこうと思っています。そんな動画やコンテンツとタイアップしていただけるメディアや田舎と何かをはじめたい!もしくはこんなものを仕入れたい、そんな企業様からのご連絡をお待ちしてます。地域の祭りや地域の素晴らしいものを都会につなげる為、企業さんと地域の架け橋になれたらなと思っています。

3,熊野古道の観光情報提供

熊野古道というと、写真に見るような苔むす石段に大きな杉の木のイメージがありますが、実は京都から続く参拝の道です。私もこちらに来るまで知らなかったのですが、世界遺産になっているのはその巡礼の道の一部です。そして写真で見るような道も一部です。そして、和歌山県田辺市は想像以上に広い。事前に観光する場所を考えておかないといろいろまわれなかったり。また、地元の人だから知ってる絶景、人しれず川遊びができる場所など、知られざるいろいろ素敵な場所があります。観光に来られる人に、どこがおすすめか、観光サポートをさせてもらえたらと思います。もちろん、ちかつゆ地域の村を歩くということも案内することができます。まずはカフェに来てもらってもいいですし、コメントなどからお気軽に相談ください!

■熊野野菜 カフェ@ちかつゆ info

住 所:646-1402 和歌山県田辺市中辺路町近露1139定休日:火・水・木曜日
ご連絡はFacebookのメッセンジャーで受け付けております。

そしてカフェを開業するにあたり、たくさんの人がいろいろなものを支援してくれました。本当に感謝です。ありがとうだけでは足りないけれど、これを機会に、和歌山や熊野古道に興味を持ってもらい、さらに遊びにきてもらったりして、みなさんとこれからも繋がれていけたらと思ってます。

Special Thanks「Open、Close看板」と「黒板看板」と「クレパス」
Special Thanks 「水入れポット」 Special Thanks 「トースター」と「ティファール」と「パンの板」、写ってないけど「WiFi機器」
Special Thanks 「お茶ポット」と「竹のまな板」と「パン用包丁」と「ののじカッター2種類」Special Thanks 「ステンレス水切り」と「食器乾燥機」Special Thanks 「棚」 Special Thanks 「オーブンレンジ」と「レンジ用角皿」 Special Thanks 「ダイソン 扇風機」Special Thanks 「ドリンクサーバー」Special Thanks 「ぶどうの木のパン切り板」

「地域おこし協力隊を辞めた私が田舎でカフェをはじめる理由!」への5件のフィードバック

  1. 地域おこし協力隊の事色々 読ませていただきました。
    熊野野菜カフェ ちかつゆ 行ってみたいです!
    大阪に住んでます。
    息子たちも 連れて行きたいです。

    応援してます!

    1. 上西さん。コメントありがとうございます。これからのシーズンは、桜がきれいだったり新緑がいい季節になります。ゆっくり熊野古道や村を歩いて楽しめますよ。

      ぜひ、遊びに来てくださいね。お待ちしています。

  2. はじめまして、私、澤さんの今日の誕生日メッセージを出す中で、貴方の情報を知りました。
    素敵ですね。何か私も多少ご協力できることがあればと思ったりしました。
    ただこの頃記憶の確認が薄くなってきているので、宜しくお願いします。

  3. はじめまして。
    カフェ頑張っていらっしゃいますか??

    地域おこし協力隊に子連れ応募して結果待ちでして、ググるうちにブログへたどり着きました。

    楽しんで貫いて下さいね!

  4. いろいろな情報、ありがとう。行政にも考えがあるのでしょうが、少し情けないですね。頑張ってください。

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